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夏服のしまい洗い!
つけ置き要らずで、ラクして
来年の黄ばみ予防♪
2023.10.13

猛烈に暑かった夏も終わり、ようやく「夏服をしまおうかな?」と
考えている方も多いのではないでしょうか。
汗や皮脂で汚れやすい夏服は、来年になると黄ばんでいることも多く、悩みの種ですね。
衣替え前に行う〝しまい洗い〟には、丁寧なつけ置き洗いをした方が良いですが、それも面倒なものです。
そこで今回は、普段の洗濯を少し変えるだけで、黄ばみを予防するコツをご紹介いたします♪
黄ばみの原因は、
現代の洗濯機で増えている洗い残し
洗濯機は、洗剤と水によって汚れを浮かして落としています。
ですが最近の洗濯機は節水仕様になっており、水の量が少ないため汚れを浮かしきれなかったり、しっかりとすすぎきれていない場合があります。
特に皮脂汚れの多い夏物衣類は目に見えない汚れが残っていることも!

柔軟剤の香りにごまかされない状態で、洗濯後の衣類から汗や皮脂などの匂いがじんわりと感じられるようなら要注意です。
衣替えのように長期保存中には落ちきっていない汚れが酸化し、黄ばみや落とせない匂いとして染み付いてしまいます。
『自動』ボタンはやめて
洗浄力をグレードアップ!
節水をするのは大切ですが、大切な衣類に皮脂や汗が残ったままではいけません。
しまい洗いの際はもちろんですが、皮脂や汗の匂いが気になる時などは、洗濯機の『自動』ボタンを押すだけの洗濯はストップです!


酸素系漂白剤は〝粉末〟が強力!
汚れ落としのために、つけ置き洗いをまず思い浮かべる方も多いと思います。
40℃程度のお湯を用意して、しまい洗いをする衣類をつけ置きして…。
膨大な夏物衣類を洗うのは…かなり面倒なものです。
真夏にしか着ることのできない衣類は最後のしまい洗いとなってしまいますが、
肌着など、まだしばらく着ても良いものならばこれから数回の洗濯にコツあり!
粉末の酸素系漂白剤を加えてみましょう。

普段から酸素系漂白剤を使用されている方でも、液体タイプが多いのではないでしょうか?
実は液体と粉末の違い…同じものが液体になっただけではありません。
粉末の方が漂白力が高いので夏の皮脂汚れを落とすにはぴったりです。
日々の洗濯に粉末の酸素系漂白剤を加えることで、普段よりもしっかりと汚れを落とすことができます。
着るたびに洗い、それを数回繰り返してから衣替えをすれば、面倒なつけ置き洗いをしなくても黄ばみを防ぐことができます。
※粉末タイプはデリケートな素材(シルクやウールなど)には使用できませんので注意してください。
ドラム式洗濯機のしまい洗いは…
もうひと工夫
洗濯機にはドラム式、縦型式、二層式がありますが、最近は節水効率が高いドラム式が人気ですね。
揉み洗いではなくたたき洗いをしてくれるので衣類も傷みにくく、乾燥効率も良いと言われています。
しかし、少ない水で洗うということは縦型洗濯機よりも皮脂汚れや洗剤残りが多くなりがちです。
ドラム式洗濯機の場合、『個別設定』と『粉末漂白剤』に加え、しまい洗いの際には『2度洗い』がおすすめです。

生地を傷めにくいドラム式ですので、衣類の負担も多くはありません。
1度洗濯を行ったあと、そのまま2度目の洗濯を行います。
その場合もすすぎは2回行ってください。
1度では落としきれなかった汚れをしっかりと流し落とすことができます。
お風呂の残り湯は節水には◎
しまい洗いには…?
普段の洗濯で節水のためにお風呂の残り湯を有効活用する方も多いですね♪
ほんのり温かい残り湯は皮脂汚れや食べこぼしなどの油分を含んだ汚れをしっかりと落としてくれます。
しかし要注意なのがすすぎの際の水です。
すすぎは衣類の汚れを落とした洗剤をしっかりと流し出すことが目的。
残り湯を使ってしまうと、お湯に溶けた皮脂や汚れ、ひと晩たった雑菌がそのまま衣類に移ってしまいます。
普段の洗濯なら問題ありませんが、しまい洗いのすすぎで残り湯を使うと、衣類に汚れを再付着させてしまうことも!
すすぎの際には2回ともきれいな水やお湯を使うようにしましょう。

手間暇をかけてつけ置き洗いをする方が当然汚れをしっかり落とすことができます。
しかし、その面倒が心の負担になることもありますね。
大切な衣類を気楽に『しまい洗い』する簡単なコツで、来年も気持ち良く夏服を楽しみましょう!
画像素材:PIXTA