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セラピスト・安井 笑美の心のエステルーム

第7回
五行で知る気をつけたい症状

2023.10.27

安井 笑美

心と細胞のセラピスト 安井 笑美 心と細胞に直接届く色と光のセラピー『カラーパンクチャー』などを施術する女性専用サロン「セッションルーム・LUNA(ルナ)」を東京にて開設。企業から個人まで、幅広い視点でのカウンセリングを行う。日本各地での出張カウンセリングも。カラーパンクチャー国際プラクティショナー/NPFナチュラルパワーフード(重ね煮)協会代表/パワーストーンコーディネーター/マヤ暦リーディング愛好家/子宮インナービューティーセラピー セラピスト など
http://luna104.net/

身体に生じる不調の根幹にあるもの

長年ドイツ発のセラピーを生業として、様々な症状をもつクライアントさんと向き合ってきた中で、不調には根本的な原因となるものがあるのではないかと感じていました。
私が生まれた頃(昭和38年)には、今ほどの病名はありませんでした。
新しい病名が増えているのは、細分化されていることも理由のひとつだと思います。
不調の傾向をそれぞれ五行で見ていくと、結局、細分化される元の部分に『自律神経』の問題があることにたどり着きます。
逆にいうと、自律神経が生きていくための基礎を司っているということになります。

自律神経とは、呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、生命機能を維持するために休むことなく働き続け、自動調整している神経のことを言います。
これらの機能は自分の意識で自由にコントロールすることはできませんよね。
人の身体は『自律神経』があらゆる臓器の働きを自動的に制御し、調整してくれているのです。
また、自律神経には、交感神経と副交感神経があり、両者がシーソーのようにバランスを取りながら、体を最適な状態に保っています。

行動パターンや癖、気質や性格などを備えている身体に、何らかのストレスがかかると不調が生じ、病気のきっかけとなります。
五行に基づく5つのタイプ(元素)別に見ていくと、それぞれ注意したい不調の傾向を知ることができます。
もちろん、他の要素を持ち合わせている方もおられるので、ほかのタイプも読んでみてください。
(ご自身があてはまる五行タイプについては第2回コラム『五行チェックシート』をご参照ください)

五行別 気をつけたい症状・体質傾向 木 肝タイプ 肝臓・胆のう経 火 心タイプ 心臓・小腸経 土 脾タイプ 胃・脾臓・膵臓経 金 肺タイプ 肺・大腸経 水 腎タイプ 腎臓・膀胱・生殖器経

五行のいずれのタイプにも生命機能を維持させるための事柄が含まれているのがわかりますね。
病気にはさまざまな不調が複合的に関与している場合もあります。
弱い臓器にアプローチすることは大事ですが、自律神経を整えることでも全体の底上げができるので、とても大事だと思います。

太陽の光を浴びる、深呼吸を意識してみる、1日のリズムをできるだけ整える、笑って楽しめる場面をつくる(テレビを見るなど大笑いするようなことも大事です)、睡眠をしっかり取る、頑張りすぎない、休む、悩みを抱え込まない…などの習慣が、自律神経を整えることに役立つとされます。
ちょっと勇気がいるかもしれませんが、心持ちを変えるだけで不調を少しでも良い方向に向けることができるのであれば、やってみても良いかもしれませんね!

次回はそれぞれの臓器を弱めてしまう食べ物や、元気にしてくれる食材について触れようと思います。

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