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キレイの近道

美肌と健康に欠かせない
『口腔ケア』

2024.2.16

美肌づくりと健康維持はまず口から!真剣に考えたい口腔ケア

『美肌づくりはスキンケアだけでなく体の中からも行うもの』という考えが定着しつつあります。
潤いを保つためにコラーゲンを摂るのはもちろんですが、
体の中のケアとして腸活を行っている方も多いのでは?
けれども腸の細菌バランスを整えるために、実は見落としがちなのが口腔ケア。
日々の歯磨きをレベルアップし、美肌づくりのために〝口の中〟へ注目しましょう!

口から腸まで、悪玉菌が一直線

腸活と聞くと「ああ、お通じのことでしょう?」と思われる方も多いかもしれません。
便秘になるとニキビや吹き出物、肌荒れなどのトラブルが発生するので、とにかく便秘にならないために食物繊維をバランス良く摂るよう心がけているのではないでしょうか?
もちろん、便秘にならないように日々の生活習慣を整えることは大切ですが、実は腸活の本質はもう少し深いところにあります。
便秘になると、悪玉菌が腸内に留まった便からアンモニアや硫化水素などの腐敗物質を産生します。
腐敗物質は腸から吸収され、困ったことに血管を通じて全身を巡り、やがて肌へ到達。
最終的に汗や皮脂と一緒に体外へ排出される際に、肌への刺激となって肌荒れを起こしたり、ターンオーバーを低下させます。
そのため、腸活は『便秘をしない&腸内の悪玉菌を減らす』ことが基本なのです。

この腸活ですが、悪玉菌を減らすために腸内の善玉菌を増やそうと努力してもうまくいかないことも。
その原因のひとつに数えられるのが『口腔の悪玉菌(※)を撃退してない』ことです。
口の中の悪玉菌は、唾液や食事を飲み込む際にそのまま真っすぐに腸まで届き、定着している可能性が指摘されています。
※虫歯の原因菌や歯周病の原因菌など

つまり、せっせと腸内の悪玉菌を撃退していても、毎日どんどん口の中の悪玉菌を腸へ送り込んでしまっているのです。

『元気と健康』は口のケアが鍵

口腔内の悪玉菌が少ないと、認知症の予防や将来の内科系疾患の抑制などにつながることが近年明らかになりました。
悪玉菌の塊でもある歯垢は、若年でも危険性の高い心筋梗塞や、高齢だとリスクの跳ね上がる敗血症や誤嚥性肺炎などを引き起こすと言われています。
また、口腔ケアが行き届いていないと咀嚼機能が低下してしまうため、やわらかなものばかりを食べる癖がつき、必要な栄養を摂取しづらくなってしまいます。
すると、たんぱく質やミネラル、ビタミンが不足するため体の老化を引き起こし、その結果、運動機能への影響も指摘されています。

さらに近年注目されているのが、歯周病とアルツハイマー型認知症の関係です。
アルツハイマー型認知症は、脳の中にたんぱく質の一種であるアミロイドβなどが蓄積されることで発症します。
普通はこのアミロイドβはたまることなく体外へ排出されます。
しかし、歯周病菌が体内でアミロイドβを生産し、血液によって脳へと運ばれていくことがマウスの実験で明らかになりました。
同じことが人間の体でも起きると考えられています。
口腔内の悪玉菌を減らすことは、病気のリスクを減らし全身を健康に保つために欠かせないのです。

毎日のことだから〝自宅ケア〟が肝心

歯の磨き方は時代によって変わっていき、口腔内を清潔に保つための様々なグッズが開発されています。
〝なんとなく今まで通りの歯ブラシで、なんとなく磨く〟
を今日から止めて、より良い口腔ケアを目指しましょう♪

自分に合った口腔ケアグッズ選び デンタルフロス 歯間ブラシ 歯ブラシ・電動歯ブラシ タフトブラシ スポンジブラシ(舌スポンジ) マウスウォッシュ・デンタルリンス(医薬部外品)

歯磨きは、ついつい〝慣れた方法で手早く〟になってしまいがちです。
ですが、美肌と健康維持に欠かせないとても大切なケア。
気付いたときがターニングポイントですので、この機会にぜひ『丁寧な口腔ケア』を心がける習慣を身に着けましょう。

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